拉致監禁被害者へのインタビュー その1
拉致監禁(保護説得)の被害を受け、統一教会を脱会したが、その後思い直して、監禁を実行した牧師と両親を訴える裁判を起したAさんにインタビューをする機会を得られた。
Aさんは、いわゆる偽装脱会ではなく、完全に統一教会を否定して(いわゆるひっくり返って)教会を完全に脱会したので、話が非常に信憑性があり、説得力がある。
監禁中は、言うにいえない壮絶な苦痛を味わったという。
精神的に完全にまいった状態で「自分はマインドコントロールされていたどうしようもない人間なんだ」と自己批判を納得する道しか自分には残されていなかったという。
そうしないと狭い監禁マンションの中から出してもらえず、これ以上そのままでいたら発狂していただろうと・・・
それ故、統一教会内で過ごした期間を完全に心の箱の中に閉じ込めて、鍵をかけてしまったという。
統一教会にいた期間は、記憶喪失になってしまったという。
いや、あの歳にはこういう事をやっていたとか、年代での出来事は覚えているという。
しかし、その記憶はまるで歴史の年号を覚えているかのようで、その出来事に伴っていたはずの、楽しかった感情、つらかった感情など、全ての喜怒哀楽の感情が戻ってこなかったという・・・
記憶喪失ではなく「感情喪失」の状態だったという。
Aさんは、夫の下に戻り、
・もう二度と監禁されたくない
・真実を明らかにしたい
という思いから、裁判を起こした。
※ 反対派の牧師は、保護説得に失敗すると、暫くは「もう二度とこんな事はしない」などと本人を油断させておいて、再び監禁するようことが、普通に行われている。
※Aさんは、現在ご主人と3人のお子さんと共に平和に暮らし、断絶していた親子関係を徐々に回復させてきている。
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