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統一協会員を脱会させるための手段

「保護説得」(救出カウンセリング)とは?

保護説得(救出カウンセリング)とは?


 我が子が統一協会の信仰を持っている。
 
 世間でも評判が悪いらしく、心配だ。

 『カルトに詳しい牧師さん』
 『被害者家族の会』

 などに相談に行くと、こう言われることがあります。

・・・保護して、説得するしかないですね・・・

 
 この「保護説得」を実行されたことによって、多くの人たちが今もその後遺症で苦しんでいます。

『保護説得・救出カウンセリング』とは、つまり、

『拉致 および長期間に渡る監禁』 です


「ディプログラミング」とも呼ばれ、信者を物理的、計画的に監禁し、そこで所属団体に嫌悪感を抱くような情報を十分与え、本人を精神的にも肉体的にも疲弊させて脱会させる手法です。

参考:「親による子供の拉致」by Wikipedia

アメリカでは、明確に違法です。

しかし、この手法は統一協会(=世界基督教統一神霊教会=統一教会=世界平和家庭連合)に入会した信者を脱会させるために、いまだに日本で使われています。

実行する専門家(弁護士やキリスト教の一部の牧師)は、「監禁」の罪を「親権によるしつけ」にすり替えるために、

破壊的カルトで犯罪集団の統一協会からお子さんを救うためには、あなた達ご両親の真剣な愛が必要だ

などと言葉巧みに身内の家族を説得します。

(まさか、キリスト教の牧師さんが、ひどい事を指導するはずがない。。)

 不安感を煽られている家族は、社会的に地位のある弁護士や牧師に巧みに操られ、我が子を監禁していくのです。

監禁マンションでの玄関ドア玄関の南京錠
監禁マンションでの玄関ドア
チェーン及び南京錠を使用した施錠状況
玄関の南京錠
出窓のレール部分にはめ込まれていたボルト付き金属棒
監禁場所の出窓
外から見えないように花柄のシートで覆われ、クレセント錠は幅広のビニールテープが貼り付けられ、レール部分にはボルト付き金属棒がはめ込まれて、開かないようにされている。
出窓のレール部分に はめ込まれていた
ボルト付き金属棒

監禁は、信者が統一協会(統一教会)を脱会すると言うまで続けられます。

マンションの一室に、何週間も、何ヶ月間も監禁します。
なんと、12年間に至った例もあります。
その間、信者は閉じ込められたまま、一歩も外に出してもらえません。

後藤徹さん監禁脱出後01後藤徹さん監禁脱出後02
12年5ヶ月もの監禁から
解放された直後の信者
身長185cmなのに
体重はわずか37kgしかなかった
12年5ヶ月もの監禁から解放された直後の信者
12年5ヶ月監禁された後藤徹さん
後藤徹さんと会って 以前の記事でも紹介したが、保護説得によって12年5ヶ月の間、マンションで監禁されていた後藤徹さんと会った。本人の許可を得て、名前も公表しました。 後藤さんの監禁事件は現在監禁されていた東京都杉並区荻窪を管轄している荻窪警...


早く外に出たいという気持ちと、両親に裏切られたという気持ち・・・。

監禁されたお子さんは、精神的にも肉体的にも衰弱します。

そこに、教会を批判する情報だけを数多く見せ付けられ、一方的に棄教を強要され、精神的に物凄い圧力を加えられます。

親御さんの、心配のお気持ちは分かります。しかしながら、

保護説得の実質は「逮捕監禁罪」という犯罪行為です。


多くの人は、たとえ統一協会から脱会したとしても、解放後も拉致監禁による精神的ショックでPTSD(心的ストレスによる精神障害)を発症します。

まるで廃人のようになり、社会復帰が困難になるケースもあります。

良識ある牧師は、「正義」と思われた「保護説得(救出カウンセリング)」が、正義の行いではなかったと気付き、保護説得には批判的になっています。


しかし今なお、金儲けや、政治的闘争、宗派闘争のために確信犯的に続ける 牧師や弁護士が少数います。

また、弁護士や被害者の会と称してまるで正義の味方のような顔をして、そのような反社会的な牧師と結託して、巧妙に拉致監禁を勧める人達もいます。

家族の不安をあおり、「救出」と称した「犯罪行為」を積極的に勧める弁護士や牧師がいることは、社会的に憂慮すべきことではないでしょうか?

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