時間が和解を助けてくれる

解決法

今年の初めに、嬉しい話を聞いた。

その人は拉致監禁に二度も会い、監禁5ヵ月後に教会員の愛する夫の元へ戻った方。当時はその精神的なストレスで寝込んでしまったが、その後裁判を起こし、一審・二審で敗訴の後、最高裁でようやく和解にまで至った。

異例の判決だったという。
そのご夫妻が、監禁した張本人の奥さんのご両親が住む実家に、今年の正月に家族で訪れたという。
最高裁の判決から約2年後、監禁の日からは実に10年後だ。

奥さんが騙されて二度目の監禁にあった経緯もあり、帰省するまではやはり警戒があったようだが、孫を3人連れての訪問に、驚いた事に、ご両親は快く迎えてくれたらしい。

以前は裁判で争った同士だが、色々と深いところまで話し合う事ができ、色んな傷跡は残したけれども、お互いの関係の修復を大きく進めることができたというのだ。

ご主人は言っていた。
時が解決してくれることもある。

話し合う中で、ご主人も驚いたのが、裁判中に監禁を正当化し、ご両親や牧師を弁護していたY弁護士やK弁護士のことを、当のご両親が「あの時Yが」とか「Kが」などと呼び捨てにしていたと言うのだ。

弁護されていたご両親自体が、反対派弁護士のやり方に対して不満をもっていたことが伺える。

私は統一教会が行ってきた事が全て正しいなどとは全く思わない。
さらに統一教会と中のメンバー全てを一括りに考える事にも反対である。

しかし、人権を無視した行動は、たとえ親でも許されるべきではない。
親は愛情が土台にあるが、その純粋な愛情をうまく操って金を取り、傷を深めてしまう牧師や弁護士。

裁判になると自分は実行犯ではない、親に頼まれただけだと逃げる牧師。監禁の事実を必死に親権行為だと正当化する弁護士。

保護説得は、組織的な犯罪行為のけらいがある。
是は是、非は非である。

いずれにしても、同じ人間同士、和解が進んだ事は非常に嬉しいことだ。
この保護説得問題によって降り積もった恨みが
少しでも晴れていって欲しいものである。

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