ホロコーストとの比較

ユダヤ人のホロコースト（大量殺戮）に至る道のりと保護説得に至る道のりとの比較
もちろん、実際の犯罪としての大きさの違いがあるが、
「罪意識の薄い、人権侵害」に至る人間の思想の経緯が似ていると思い、ここに比較してみた。

ホロコーストへの道のり	保護説得への道のり
ドイツは第一次世界大戦で負けて、多額の賠償金を支払わされ、経済的に行き詰まる。	・既成キリスト教会は、新興宗教である統一教会に信徒が流れてしまっていることを憂慮していた。・日本共産党は、思想的に対極にある統一教会が、勝共連合などのライバル組織等により政治的な力をつけ始めていることを憂慮していた。
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ヒットラーの登場。ドイツが酷い目にあっている原因は「ユダヤ人」だと主張。	日本キリスト教団は統一教会を異端と認定、対立意識を持っていた共産党とともに、「統一教会」に対して政治的、宗教的対立意識が深まる。
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あいつらは金貸しで、たくさん金を溜め込んでいるんだ。貧困層を中心に、その主張に同調する人達が増え、ユダヤ人を憎む人が増加。世論はユダヤ人への差別意識が広まる。	有田芳生などのジャーナリストを通して、ＴＶや週刊誌などのマスコミで「統一教会ネガティブキャンペーン」を起こす。宗教への偏見意識がもともと強い世論は統一教会への差別意識が広まる。
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「シオン賢者の議定書」というユダヤ人が世界征服をたくらんでいるという捏造された偽造文書を流布し、それを信じた民衆がユダヤ人に対する憎しみを深めていった。	新興宗教のオウム真理教による「サリン事件」が起こり、世論はさらに同じ新興宗教である統一教会に対して恐怖感・憎しみを深めていった。
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ヒットラーが政権を取り、選挙権を持たせないなどユダヤ人の人権を少しずつ奪っていった。最終的にはユダヤ人全員を収容所へ入れた。	子供が統一教会員だということで不安に感じた親がキリスト教の牧師に相談。開かれた場で教義批判などを続けるが、逃げてしまう。
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はじめはユダヤ人全員アフリカ大陸へ送る予定などもあったが、全員抹殺することを会議で決定。ホロコーストが始まる。	当初はソフトな説得による脱会を試みたが、外部からの接触を完全に断ち、監禁状態にしないと脱会しないと認識。拉致監禁による脱会説得が始まる。
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当初は入り組んだ峠などで先頭がどうなっているのか分からないようにユダヤ人を並べて射殺していた。長いもので37000人を2日間で射殺。射殺する親衛隊員に精神的な重圧をかけることになり、次第にガス室殺人となり、大量殺戮のルートが出来上がる。殺戮の事実が残らないように、死体は粉々にされ、埋められた。	精神病院での入院監禁から始まったが、事件性を薄めるため次第にマンションでの監禁となり、拉致方法や監禁期間に行う脱会カウンセリング、元信者の協力や脱会させた後、踏絵として次の教会員の連絡先を吐かせ、元信者として監禁に協力させるなど、一連の保護説得の流れを次第にマニュアル化。裁判を起こされても家族や統一教会の責任になるよう証拠は隠滅され、弁護士や牧師が協力体勢を作った。
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収容所ではユダヤ人は人間扱いされず、自由はなく、牛や馬のように働かされ、気分を損ねれば射殺された。多くのユダヤ人は明日どうなるかも分からぬまま精神的にも肉体的にも疲弊しきった。	監禁中の教会員は人間扱いされないことが多く、統一教会を批判するようになるまで、精神的に責められ続けた。多くの教会員はいつ解放されるかも分からぬまま、精神的にも肉体的にも疲弊しきった。
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ユダヤ人約600万人が、虐殺され、人類最大の人権侵害の一つとされる。	統一教会員4000人以上が拉致監禁され、その6,7割は脱会。未だに精神的ダメージを抱えている者が多い。PTSDが発症してしまう例も。　何度も裁判問題に持ち上がったが、多くは家庭内問題として処理され、残念ながら人権問題として取り上げられることは殆どない。　2008年2月に12年5ヶ月も監禁されていた信徒が発見され、最近になり、ようやく人権問題として注目を集めてきた。
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ヒトラーを初めとする権力の大きかった上官数名は自殺。戦後の裁判でナチ党の幹部の多くは命令に従っただけだと自らの罪を否定したが、その多くは死刑や終身刑に処せられた。	親が実行犯なので、監禁側を裁く者はなく、多くの被害者は泣き寝入り。監禁後に裁判に至った例でも牧師は監禁ではない、保護だと嘯き、自らを正当化した。未だに拉致監禁による脱会説得は続けられている。