アメリカ著名人による「強制改宗と信教の自由」講演2
アメリカでの拉致・監禁改宗活動
私はこれから率直に思いを込めてお話したいと思います。
拉致・監禁改宗活動についての話です。
私は この拉致・監禁改宗活動を考えただけで、非常にいやな思いが致します。ほんの少しだけこの活動は残っているといわざるを得ません。
それでもこの活動自体は、増えていく傾向にあるというよりも、なくなっていく傾向にあることも確かです。
これが何故いい方向に行っているかと言うと、拉致監禁して改宗を強要する人たちの多くが、今 刑務所に入っているからです。
アメリカの法律では、このような拉致・監禁改宗活動は認められていません。
一つの事例をお話しますと、これはデンバーで起こった事件ですが、この女性は29歳のスウェーデン人でした。
彼女は21歳の時に統一教会に入信しており、拉致・監禁されたのが29歳の時でした。
彼女はある日曜日にデンバーの町を歩いていました。
一台の日本製の車が彼女に近づいてきました。
本当に悲しい話ですけれど、二人の男が車から出てきて、この女性を
さらっていきました。
この誘拐者は高いお金で雇われていました。それから、彼女はある山のロッジに連れて行かれ、三、四週間閉じ込められたわけです。
彼女は誘拐者たちから統一教会を脱会するように強要されました。
しかし、彼女が必死に抵抗したため、その誘拐者たちは、彼女をカンザス州のあるモーテルに移しました。
そこで彼女は幸運にも脱出することができたのです。
その後、彼女はこの改宗者(誘拐者)たちを告訴しました。
裁判になり、12人の陪審員の前で、この改宗者たちは確かに改宗活動をしたと弁護士の口を通して認めました。
実際、弁護士も事実の前にお手上げだったのです。
しかし、一様に弁護士は統一教会はもっと悪い事をしているのだから、被告の罪悪は情状酌量の余地があると弁護しました。陪審員達も、一様にもっともなことだと認めました。
この陪審員達の話によると、彼女が法廷に入ってきた瞬間、この娘は洗脳されていることが分かったということでした。
そこで、陪審員たちが協議した結果、即座に改宗者たちを釈放しました。
これは決してアメリカの法廷における輝かしい歴史ではありません。
しかし、この話には続きがあって、最終的にはハッピーエンドになったのです。
このケースは上訴され、そこでは彼女のほうが勝ちました。
私達は良心を働かせて、この拉致・監禁改宗行為が極めて悪辣な行為であることを見抜かなければなりません。
この問題は他の側面からも見つめる事ができます。
この拉致・監禁改宗行為は暴力ともいえます。
このような活動を通して親子の関係が崩壊し、また教会(教派)同士の関係が崩れていくからです。
ではなぜこのようなことが起こるのでしょうか。
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