保護説得中の重たい親子の契約書

一般的な流れ

保護説得中に、監禁から解放される条件として、
「今後一切、統一教会の人間と接触しない」
という約束を親子で交わすケースが多いらしい。

口約束では信用できないので、契約書を書面で交わすという。
この契約を守れないなら、一生おまえをこの部屋から出さない、というのだから、恐ろしく重たい契約書だ。

自由がない。

私は昔、統一教会で学んでいたことがあるからわかるが、教会員が全員犯罪者かというと、全くの嘘っぱちである。

保護説得を行う親がそう思いこまされているだけだ。
色んな性格の教会員がいて、基本的にみな人の良い人達ばかりだった。
よく祈って、真面目で一生懸命な人達が多かった。

その多くは正直者で、およそ商売が上手な人間ではなかった。
ただ、信仰心の強さからか、目的意識の強い活動的な者が、問題を起こした。
その問題を起こした者が、統一教会を代表する者となり、

「統一教会員は全員犯罪者だ」と悪口を言われるようになった。
同じグループに属していれば、一人が悪ければ、全員悪者、という論理である。

反統一教会グループにとっては、思い通りの噂を広めることができた。
真面目で誠実な教会員は、生きにくい社会になった。

戦時中、アメリカ人が、日本人と話したこともないのに
「日本人はみんな死をも恐れない狂人で、東郷に洗脳されている。」
と認識していたのに似ている。

組織の戦争は、戦意を強めるために、交流の精神を歪め、個々の自由や権利を奪い、偏見を増長させてゆく。

戦争によって利益を得るものたちのために。
結局は、戦争に関わった個人個人が傷つくだけである。

さて、「今後一切、統一教会の人間と接触しない」という保護説得での契約書。
そもそも、家族間でこんな”契約”をさせること自体、すでに家族関係が崩されてしまっていると感じる。
異常な家族関係にさせられてしまっている。
親の戦意は最高潮に引き上げられてしまっているのだから、仕方がない。

世間体からか、子供の気持ちを考えているようで、考えていないのかもしれない。

早く、こんな組織戦争が終わって、お互いの立場や意見が認めあえる社会が来てほしい。
親が子を監禁するなんていう、家族関係を破壊する行為が早くなくなってほしいものである。

コメント

  1. Re:親子の契約書(04/08)
    私は、受け入れてくれた母にこの頃、とても感謝しています。昨年の半ば頃に初めてネットを通して拉致監禁の酷さを知りました。私が27歳の頃に母を一番に繋ぐことが出来・・亡き父、祖母がいっしょに夢や声で母にしるしを見せてくれたお陰で一気に氏族が復帰され文師がイエスの再臨であることには、誰が何と言っても確信があります。教会幹部の手法に問題があっただけです。もうじき、全てが明らかになるでしょう。早く解決されることを祈ります。 (2010/04/10 05:29:36 PM)

  2. いつもご返答ありがとうございます

    >紅いも5681さん
    いつもコメントありがとうございます。

    >亡き父、祖母がいっしょに夢や声で母にしるしを見せてくれたお陰で一気に氏族が復帰され

    色々と素晴らしい霊的体験があったようですね。
    紅いもさんのように、たくさん良いた体験をお持ちであればいいのでしょうが…
    つらいことばかりの体験を多くされた方もいます。

    そして、悪いことが起こるのは、条件がないから、信仰がないからだ、と切捨てられてしまうことも多いんですよ。

    拉致監禁の被害を受けた多くの人は、どんなに熱心に祈っても、どんなに条件を立てても、神の声も聞けず、奇跡を願っても奇跡を体験することもできず、誰からも助けられず、ただ無力に打ちひしがれて倒れてしまった人が多いのです。

    その言い知れない哀しみの気持ちも理解して頂けると幸いです。
    いつか、この問題の被害を受けて、今でも傷を抱えて生きている人達の心が解放されることを祈っていただければ幸いです。
    (2010/04/11 12:45:53 AM)

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