統一教会教祖 文鮮明師 逝去

統一教会

9月3日午前1時54分
 統一教会 文鮮明氏 が逝去した。
 死因は風邪と肺炎による合併症。
 半月ほど病床生活が続いた末での病死だった。
 教会内では、「真の父母」の回復を祈り続けてきたが、願いむなしく訪れた死にショックを隠せない。

 韓国のメディアでは、主要メディアが一斉にトップニュース扱いを報じた。
 KBSテレビでは、正午のニュースで、統一教会が
「わずか50年余りの間に全世界190カ国に300万人の信徒を持つ国際的な宗教団体に成長した」と紹介した。
 各種経済基盤にも触れ、「全世界で多様な事業を展開し、特に1991年の訪朝で金日成主席と会談したのを契機に南北経済交流にも関心を示してきた」と伝えた。

また、他の各メディアでは、文師が「再臨のメシア」と名乗ったためにキリスト教などから迫害を受けたことや6回の投獄を経験していることなどにも言及した。
他にも、与党セヌリ党報道官から
「文師は南北関係改善に多くの努力を傾けた」
全国経済人連合会からは
「韓国だけでなく世界的に経済、社会、文化の多様な領域で大きな足跡を残した」
などと、生前の業績を称える論評が多い。

統一教会は日本と違い、韓国では世間的に一定の認知を受けている。
韓国のキリスト教会からは相変わらず反論があるが、多くの国民に受けいられている。

アメリカでは主要紙が文師の生い立ちや米国内での活動などを詳しくまとめた長文記事をウェブサイト上に一斉に掲載。
ウォールストリートジャーナル紙は
 文師の自叙伝『平和を愛する世界人として』の一節を紹介するとともに、米国での布教活動の経緯に言及した。
前アメリカ大統領の弟、ニール・ブッシュ氏は、
「文師はアメリカで賛否両論ある人物だったが、私は文師が宗教間の溝を埋め、和解をもたらすことに心を砕く人物であると知るようになった。文師が信仰を持つ人々に他者に奉仕せよと呼びかけたことは貴重な遺産だ。」 とコメントを発表している。

アメリカでも日本と比べて世間的に受けいられている。
アメリカでも拉致監禁事件が起きたが、裁判で監禁側が敗訴。当然法律的に認められておらず、毎年国務省の「宗教の自由に関する報告書」では、日本の強制改宗を目的とした拉致監禁事件を問題視している。

アメリカ国務省は「保護説得」と警察の対応を問題視
9月19日にアメリカ国務省が「保護説得」と警察の対応を問題視 宗教の自由に関する報告書米国務省 米国務省は十九日、世界各国の宗教の自由に関する年次報告書を発表した。報告書は日本について、「政府はおおむね宗教の自由を尊重していた」としながらも...

さて、文師が逝去した事によって、これからの統一教会はどう変わっていくのか?
管理人の意見は以下のページへ。

これからの統一教会に願うこと
報道でもあるように、僅か50年で統一グループという事業団を形成し、多くの信者が拡がった統一教会。大元は、文師の強烈な使命感によるパワーが源泉になっていたことは、紛れもない事実である。 しかし、同時に多くの批判や問題も起こしてしまった統一教会...

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